1948-06-28 第2回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第25号
○井谷委員 本請願の要旨は、政府の一大施策たる緊急開拓事業により北海道紋別郡雄武村未利用可耕地四千五百町歩の開発と、その奧地の同郡中幌内に通ずる村道沿線全域にわたる三万六千町歩の森林資源開発のため、雄武村より地方費道に沿い中幌内を経て上幌内に至る間に植民軌道を敷設されたいというのであります。
○井谷委員 本請願の要旨は、政府の一大施策たる緊急開拓事業により北海道紋別郡雄武村未利用可耕地四千五百町歩の開発と、その奧地の同郡中幌内に通ずる村道沿線全域にわたる三万六千町歩の森林資源開発のため、雄武村より地方費道に沿い中幌内を経て上幌内に至る間に植民軌道を敷設されたいというのであります。
勇拂郡苫小牧市及安平村、厚眞村、鵡川村及び穗別村の五箇町村にまたがるいわゆる勇拂原野、並びにこれに連なる白老原野、千歳長都原野は、その面積が四万町歩と称せられ、わが北海道に残された大集團未利用可耕地中最も大きいものでありまして、この原野の開発を請願しておるのであります。
本村は北海道紋別郡の最北端に位して、方里は三十方里餘、開拓途上にある村でありまして、昭和十一年國有鐵道興濱南線の開通以來著しい發展を遂げ、現在戸數千五百戸、人口七千五百有餘を數え、世界三大漁場の一つであるオホーツク海の沿岸三十三キロ餘は、天然の屈曲きわめて沿岸漁業に適し、さらにまた一萬町歩になんなんとする未利用可耕地は、敗戰後の國内食糧事情緩和のため目下開發を急いでおります。
なおかつ未利用可耕地が六万五千餘町歩ありまして、今後拓殖開發すべき幾多の各種資源を包藏しておるのでありまして、二十年後の東北海道、すなわち十勝、釧路、根室等におきまして人口約四百萬を包容可能の、まこと前途洋々たる現状であります。